今年は閏年なので明日5月1日が八十八夜に当たります。「夏も近づく、八十八夜。野にも山にも若葉が茂る・・・・」、この有名な歌詞にもあるように緑が力強くなり、5月5日はこどもの日というよりまさに夏の始まり「立夏」です。いよいよ初夏が明けるこの時期、空でもまるで立夏を待っていたかのように、6日に満月が起こります。このとき太陽は木星に接近していき、満月時には木星ともオーブ5度でコンジャンクションを形成します。太陽・木星のコンジャンクションの意味は、基本的には物質的繁栄を表します。
一方同時に月と木星の180度も形成するわけで、こちらの意味は過度の楽観や不用心、投機や打ち合わせには適さない時間帯となります。ましてや、この満月と同時にもう一つの180度が形成されます。それは「牡羊座の水星」と「天秤座の土星」です。この基本的な意味には悲観、義務、面倒などネガティブな要素が含まれます。
しかし、この水星・土星に対しては双子座の22度にある金星が仲裁をしてくれる可能性もあります。つまり、悲観に対しては金星の要素、つまり愛と微笑が効果的な作用をするということを忘れないようにしましょう。
この一連の180度が解消される10日過ぎに、いよいよ太陽は木星とぴったりと重なり合います。5月初めは、ある意味波乱の幕開けとなりそうですが、11日あたりからはゆったり感と期待感が自然と高まってくるでしょう。
そして、21日に百数十年ぶりの「金環日蝕」を迎えるのです。