これまで華やかだった射手座の運気に多少の陰りが生じるかもしれません。２４日に太陽が蠍座に入ってゆくと、今までの楽しい人間関係から一転、内省の期間となって行くからであります。射手座には内省なんて言葉は全く似合わないのですが、時おり、哲学モードの『考える人』状態、沈思黙考の姿を見せるのも、これまた射手座の特徴のひとつなのであります！２８日には蠍座で月と太陽が重なり新月が形成されます。これは、心の奥底に新たな希望の火が点ったり、ビジョンが芽生えたりすることを意味しますが、同時に、秘密や不安の発生という暗示も含みます。この期間、守護星･木星は、これと言ってアスペクトする惑星はありません。無いどころか、天秤座の火星を除いて全て女性星座ですので、孤独な戦いを強いられるのかもしれません。３０日に月が射手座の許にやってきて木星と同室になるくらいが、せめてもの救いかもしれません。この期間は積極策よりも保守、そして我が身を慎む事を優先してゆくべきでしょう。これは来たる１２月初旬に木星が射手座を離れ、山羊座へと去ってしまう状況に備えてのリハーサルのようなものと思ってください。悪いことではありません。射手座の持ち味である自由・スピード・変化を抑えなければならない場面では、どのように身を処すのがベストか、上手に時の流れに乗っかるためにやっておくべき大切な予習なのだとお考え下さい！