2011年12月23日 08:44
一陽来復
写真のお札は 東京・早稲田の穴八幡宮で領布されている『一陽来復』の御札です。毎年 冬至から節分までの時期 授かる事が出来ます。
これを 家に持って帰り その年の恵方に向けて高所にしっかりと貼る。
東京の家では よく見かけるほど この風習は根付いています。
商売繁盛 金運上昇などの効果があるそうです。
もともとこの 一陽来復とは 『易経』の地雷復という卦が元になっています。
写真の 易卦の図ですが これが地雷復です
上の３本が 陰 陰 陰で 地を表します
下の３本が 陰 陰 陽で 雷を表します
即ち 地の底から動きが始まる
陰窮まって 徐々に陽に染まり始める時
まさに春が戻ってきたという 卦の形です。
冬至の翌日 つまり今日から 陽が増大してゆきます
意識しなければ 普通に寒い日です
しかし 意識する事によって 想像は広がってゆき 大きな可能性が生まれてきます
なにげない一日にも 意識する事によって とても素晴らしい日に見えます。
もちろん あなたの人生も同じです。
つまらない 平凡 私なんか・・ こんなもんでしょ と思っているという事は
ただの 寒い日だと思っていることと同じではないでしょうか。
『おもしろき 事もなき世を おもしろく 棲みなすものは 心なりけり』
高杉晋作 辞世
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