04月15日時点では逆行の惑星は木星と土星のみですが、04月が終わる頃には、それに火星、冥王星、水星も加わり5天体の逆行となり、占星術でいうところの太陽系惑星8天体のうちの5ですから、過半数の逆行となります。
逆行の意味はさまざま言われておりますが、やはり、物事の見直し、仕切りなおし、推敲といった事が大きな意味かと思います。その惑星の意味するところの見直しが有効という事になると思います。
そんな点を踏まえながら、04月後半の星の動きを見てゆきましょう。
15日、獅子座の月は牡羊座の金星、天王星、太陽、及び射手座の火星と土星に120度でアスペクトいたしますので、火の星座のグランドトラインで始まります。
非常に希望に満ちた状態が17日まで続きます。
17日、月は乙女座に入り、木星と重なる17日、18日となりますので、物質的な利益が期待されます。
そして夕刻には冥王星が逆行を開始いたします。
冥王星の逆行は、ほとんど表層意識に上ることはありません。無意識に近い状況で、係わった星が暗示する分野での見直しを促すことになります。
そして同時に火星が17時に「留」となり、逆行を開始いたします。
火星の逆行は、行動パターンや性的傾向の見直しなどを促すようです。行動の癖や異性の好みなどの変更や確認という暗示があるのです。
20日に日付が変わると直ぐに太陽は牡牛座へと入ります。今まで優勢だった、火の星座の勢いが、ほんの少しそがれてゆきます。
火の星座の勢いとは、企画、創作などの無から有を生じる働き。しかし実利には乏しいのですが、太陽が地の星座・牡牛座に入ってゆくことによって、現実的実利面がコンシャスされてゆきます。
22日09時18分に月は蠍座に入り、牡牛座の太陽と即座に満月状態となります。
14時25分、蠍座02度にて満月です。
これは、突然の満月形成なので、普段の満月よりは緊張が走ります。
牡牛座とは物の所有欲
蠍座とは心や体の所有欲
を表しますので、この同じようでも全く違う側面を持つ、支配欲・所有欲が対峙しますので、まさにお金をとるか愛を取るか?! そんな緊張状態が暗示されるのです。
29日に日付けが変わったくらいから、牡牛座の水星が逆行に転じます。こちらは05月22日まで、約3週間の逆行期間となります。
牡牛座ですので 所有という概念の見直しには有効です。
何が必要な物なのかを考える時でもあります。
30日、順行の金星が牡牛座に入ります。
ここは本来の座でありますので、金星の力が輝きだします。
特に、物質的所有という事がマークされる時期となってゆきます。