水星は順行に直り、速度も取り戻して来ました。この期間に逆行している天体は牡羊座の天王星と魚座の海王星のみとなります。
まず01日は月が水瓶座にあり、獅子座の木星と対峙します。これは夢や希望が拡大してゆくという座相です。その為、威勢の良い11月の幕開けとなます。
02日には月は海王星と重なり、太陽と120度を形成。とても優しい、しっとりとした時が流れます。
05日、月は牡羊座の天王星と重なり、心の振幅が大きくなると同時に、山羊座の火星・冥王星と90度を形成しますので、焦燥感が高じる可能性があります。
ここでの感情の奔放さには特に注意が必要です。
そして07日。07時25分、牡牛座14度で満月となります。
この時、対向星座の蠍座には太陽のほかに、金星と土星が在りますので、対人関係全般、即ち恋愛関係から仕事の関係に至るまでの、すべての人間関係における緊張には注意が必要です。
09日、水星が蠍座に入ります。これで蠍座には水星・太陽・金星・土星と並び、将に蠍座がクライマックスとなります。
この時 金星・土星に対して獅子座の木星が90度で不動宮のスクエアを形成。
愛情と任務の板ばさみといった状況を招きやすくなります。
同時に、山羊座では火星と冥王星がコンジャンクションを形成し始めます。
これは、性的なものを含む、エネルギーの横溢を強く暗示する、約2年に一度の座相です。
この合が、牡羊座の天王星ともスクエアを形成いたしますので、反逆や異様な興奮状態に陥る可能性もあります。
このような時に、往々にして人は戸惑い、勘違いな恋に走ることがあります。
興奮した状態での思い込み・・・・
吊橋効果=不安定な吊橋を渡ったところで、興奮状態で会う異性には好意を感じてしまう。=に陥りやすい状況といえるでしょう。
これは07日~15日くらいまで影響するでしょう。
11日に月が蟹座に入り。天王星と火星・冥王星のTスクエアを形成しますのでここがピークとなるでしょう。
14日、月が獅子座にて木星と重なり、これが蠍座の太陽・金星・土星群とスクエアを形成。威勢は良いのですが、なかなか物事がまとまらない膠着状態に陥る可能性があります。
全般的にこの期間中は、蠍座の特徴が出やすい時期となります。
それは、執着、一体化、何かと結びつきたがるといった傾向です。
これには強い情念も伴い、しかも厳しい座相の展開があるので、不毛な恋に走りやすかったり、無理と分かっている仕事を引き受けてしまったりと、意地になってしまう傾向が強くなりますので御注意ください。