十二星座占い

2013年12月後半
前回の占い

概況(全体)

さて、いよいよ2013年も終盤です。
この時期に数年来のカーディナル・クライマックスの更なる盛り上がりの準備段階に入ります。
カーディナル星座=牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座=これは全て季節の節目を示します。
春分 夏至 秋分 冬至が、これらの星座に当たりますので「変化」というものを強く暗示するのです。
先般、火星が天秤座に入ったことで、このグランドクロスの準備段階となりました。
17日の満月は双子座で形成されます。
約6ヶ月前に起こった双子座での新月、その頃からの課題に一つの落ち着きが見えるのでしょう。
この満月は他の天体とメジャーアスペクトを組みませんので、前述のグランドクロスが意味する「多くの変化を助長する」という意味となるのでしょう。

そしてこの満月の頃から顕著なことがあります。それは金星の減速です。
金星の公転周期は約224日ですから、通常は一つの星座を一月足らずで通過いたします。一日に1度くらい進んでゆくのですが、このあたりでは速度を10分の1くらいに落とし、山羊座28度でちょうど太陽が山羊座に入る冬至の時に逆行に転じます。

この逆行は2014年1月末まで続きます。
金星の逆行がこれほど長いのも珍しい現象です。この逆行の占星術的意味は金星的要素の洗い直しです。
金星の意味するものは、「美意識」「愛情」「財」「センス」「音楽」「魅力」などなど。
これらのものを自分の内面で考え直す。過去の楽しかった経験などを振り返り、または蓄積された自分の美意識などを考え直す。
たとえば、創作者ならば過去の作品の至らなかったところを見直す。などなどそのような分野での見直し作業ということにもなるでしょうもちろん恋愛関係やパートナーシップの見直しということもその範疇です。
ここでしっかりと見つめなおし自信を持つか、修整するか、きちんと考えてみてください。

そして、22日はいよいよ冬至。
このあたりでは世界中でお祭りがあります。クリスマスもその一つでしょう。
つまり、一年の中で夜が一番長い日ということは翌日からは昼のほうが長くなってゆくという境目です。
東洋で言う陰遁から陽遁に向かう時期です。
ここが一年の初めとする暦も過去には多くあったそうです。
山羊座に太陽が入ったことによって、天体の10分の6がカーディナル星座に集結して来ました。
25日には水星も山羊座入りをして、10分の7天体がカーディナル星座に集まります。
これぞカーディナルクライマックスの再来です。多くの変化の最終章がやってきます。