まずは19日の魚座26度での満月。中秋の名月であります。
この満月とほぼ同時に、蠍座では金星と土星のコンジャンクションが起こります。満月とは、月と太陽が180度。ということは行動と感情の拮抗や焦燥などを表し、心がざわつく暗示がありますが、こちらの金星と土星は感情の抑制という状態を表します。 つまり、心騒ぎはするがそれを懸命に押し殺そうとしている姿が想像されます。金星と土星の0度は「貞節」といった意味あいもあると言われます。満月での情熱の躍如を必死に押しとどめる、何となく「大正ロマン的耽美主義」のような満月なのでしょう。
そしてこの時期最大のトピックといえば、今年の4月中旬から逆行していた冥王星が21日に5ヶ月ぶりに順行に戻ります。今まで躊躇されていた事柄に多くの進展が見込まれるでしょう。日本に限って言えば、冥王星=プルトー=プルトニウム。つまり原子力に関する事象に対しての対応がスピード感を持ってゆくのでしょう。それと、ある種の開き直りのように、オリンピックに向かって多くの計画が推進されてゆくのでしょう。
23日は秋分、東京日出:05時30分、日没:17時37分と昼夜の時間がほぼ同じになり、これから長い夜が始まってゆきます。もちろんこの時に太陽は天秤座に入り、またまたカーディナル星座が強くなります。変化の促進です。
28日は蟹座で月と木星のコンジャンクッション。良い方向への切り替えが期待できます。そして29日には水星が蠍座へ、更にこのあたりから太陽と天王星が180度で対峙しますので主導権争いが活発化してゆくものと思われます。