この時期 水の星座のグランド・トラインも緩んでゆきますので、感情的にある意味、落ち着いてくるのかもしれません。
また カーディナル・グランド・クロスもほぐれて行き、天王星と冥王星の90度だけが強い暗示となり、破壊と再生を促してゆきます。
この冥王星には太陽が乙女座からトラインの座相を作りますので、再生という事が強調されそうです。
5日、乙女座13度で新月が形成されます。この新月は蟹座にある木星と60度の好角度。これは、人に対して寛大でやさしくなれて、尚且つそこから経済的なメリットも享受できるという暗示の座相です。
そして9日、水星が本来の座である乙女座から天秤座に移行します。この水星が押し出すようにして、11日に本来の座・天秤座で輝きを最高にしていた金星が、その力を減じる蠍座に移ってしまいます。
このように本来の座から2つの惑星が外れてしまい、華やかさと盛り上がりが多少後退するような雰囲気になりますが、まあ秋の始まりにはしっとりとしてよいのかもしれません。
この蠍座に入った金星は、清純さから妖艶さに変貌してゆきます。魚座の海王星と呼応しながら、妖しい魅力を身につけてゆきますが、蠍座にある土星がその進行を阻むように立ちふさがり、金星の奔放を許さないでしょう。
そしてこの期間中、情熱の星・火星は獅子座にあって勢いはいいのですが、やはり金星同様、蠍座の土星に90度で阻まれ、その活力を抑制されやすいでしょう。
全般的には、秋の始まりにふさわしい、しっとりとした雰囲気が漂う9月前半と成りそうです。