先ずはこの期間逆行する天体は天王星以遠の海王星と冥王星の3天体のみです。これらの星は 遠距離で楕円軌道のため逆行は珍しくはありません。その影響はこの時期においてはそれほどのものは無いでしょう。夏も盛りを向かえ、太陽は獅子座で輝きます。8日に水星が獅子座に入る頃、蟹座の木星は9度に進んで行き、水の星座のグランドトラインをかろうじて保つ状態となります。
そしてこの木星は山羊座の冥王星と対峙(180度を形成)します。これは政治的権力闘争を示し、それに伴う財産の消失などを暗示します。もちろん個人にも影響する座相ですので財政問題には注意が必要です。ここはやはり、社会的規範や道徳観を遵守することが重要になってきます。ちょうど7日は獅子座での新月です。獅子座14度で起こるこの新月は、牡羊座の天王星と120度を組みます。この太陽・天王星の組み合わせも政治力というものを暗示しますので、政界も実社会も、権力闘争に明け暮れる感が強いようです。
10日頃には水星が獅子座4度に進み、蠍座の土星と90度を形成します。これは、あらゆる仕事=ビジネスシーンには不適切な座相となります。狡猾、不正直、悲観論、仕事の遂行不能、相手に対する恐れなどが暗示されるので、日本ではお盆休み前の 仕事の区切りの付け方に、多くの問題が出そうな予感です。
15日まで木星と冥王星の180度は揺るがず、厳しい状況は継続します。これを仲裁するのは惑星ではなく、ドラゴンヘッドとキロンだけですので、何らかの昔からの因縁的な結果がここに出るのかも知れません。
この一般的に言う「お盆休み」前の期間は、きっちりと業務をこなすことを最上課題とすることをお勧めいたします。小さなミスが大きな争いの種になりかねません。
では、各星座の注意点を以下に解説します。