14日に火星は蟹座に入り、また蟹座の勢力が盛り返しました。この火星は蟹座4度から5度を移動中の木星にコンジャンクション状態となります。
火星=情熱
木星=拡大
とすると、情熱がほとばしり、まさに恋の季節の幕が切って落とされるのでしょう。20日からは月は射手座の中盤に進み、獅子座の金星とトラインとなります。このあたりでも多くの恋が芽生える予感です。
21日には水星は逆行から順行に移りますが、15日現在で速度は落ちています。速度が順当に回復するまでには7月末頃まではかかりますので、順行に移ったからといって、急激な始動には注意が必要です。
そして23日未明、太陽が獅子座に入ったとたんに、水瓶座の0.10度で月が満月を形成いたします。午前3時過ぎに晴れていれば、西の空に大きな満月がかかります。もちろん22日夜から、月はほとんどまん丸で夜空を移動して行き、ピークが3時20分頃なのです。
これとほとんど同時に金星が乙女座に入ります。これにより各星座の15度までに全ての惑星が入り、後半度数には星が無いために、またもやボイド多発時期となります。
この金星は魚座の海王星と180度を形成。これは何かにおぼれやすい傾向を暗示します。恋愛依存・薬物依存・逃避的愛情。これを上手く生かせばとても情緒的な恋愛などを経験できますが、現実逃避的だとちょっと厄介なことになってゆきますのでご用心!!この時、同時に火星と木星もピッタリと重なりますので、恋の炎はいやがうえにも盛り上がります。ですから23日の満月は色々な要素を含みますので、単なる満月とは大幅に異なります。
そしてもう一つ、蠍座の土星は、太陽・月とのTスクエアを形成します。これは現実的には色々な制約があり、物事が順調には行かず滞ってしまう暗示です。 くれぐれもそれらを放り出して恋愛や耽美的な世界で遊ぼうとしないことが肝心です。まずは現実を整えてから恋に没頭するのが世間的常識です。
でも、また逃避的な世界もある種の魅力を持つのも事実です。まあ、そのあたりはご自身の人生観でお進みください。それらを承知の上の行動でしたら、夢のような恋に浸ることも可能な時期なのですから。
そして月末あたりからは水星も速度を戻しますので、現実世界にお戻りください。獅子座の太陽は蠍座の土星と90度、それが終わると天王星と120度。どちらも色々な勢力との戦いを暗示しますが、変化を上手く読み取った方が優位なことは間違いありません。