十二星座占い

2013年6月前半
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概況(全体)

6月はまず火星の双子座進行から始まります。そして、その火星に押し出されるかのような形で水星は双子座を後にします。この蟹座に移った水星は、今まで一番力を発揮できる場所であった双子座からの移動で、少しばかり力を落とします。5月後半の知的なスピーディーさは徐々に薄くなってゆくでしょう。金星も4日には蟹座に入りますので、双子座カラーから蟹座カラーへの序曲が始まったと思ってください。これは今月後半27日に木星が12年ぶりに蟹座に入る、そのための序曲なのです。

木星は蟹座でその力を相当に発揮しますので、拡張や繁栄が期待されるのです。双子座クライマックスはそのための助走であったのかもしれません。知的な準備が充分になされて、その後に躍進が。例えてみれば、すべての必要書類は提出完了し、これからは実践あるのみ!といった感じかもしれません。思う存分に行動してください。または行動しないでください。つまり、「行動すること」も、「意識的にしないこと」も、実はどちらも同じ行動なのです。これは木星と土星の対比に似ています。要するに攻撃と守備です。

5日頃から、蟹座に入っていった水星と金星は、山羊座にある冥王星と180度を形成し始めます。これは少しばかり仕事や愛情問題にさざなみを立たせるかもしれませんが、冥王星の意味の一つ、修復であるとお考えください。少しばかりの摩擦は人生に必要です。「やきもちは黄金色」くらいにお留め置きください。

この水星・金星は、一方では蠍座の土星と120度を作りますので、まあ「雨降って地固まる」の喩えの実践のようなものでしょう。そして同じことが魚座の海王星にも言えます。

そうです。この時期は相当に強い「水の星座」のグランドトラインが形成されるのです。優しさという美点が発揮されやすく、なお感情の行き来も豊富になります。もちろん多感という事でもあるので、心を揺さぶられることも度々。多少傷ついても、それ以上の修復ができます。

今までは、土星と海王星の120度だけだったので具体性には欠けました。そこに、金星・水星がヒットすることにより、具体性を持ちはじめ、動きがダイナミックに始まるのです。また、今までとは違った意味においての「素晴らしい時期」の始まりです。