2013年もあっという間に初夏を表す5月に入りました。先ず2日に水星が牡牛座に入ってきます。ここで牡牛座には金星・太陽・火星・水星とパーソナルゾーンを暗示する星が集合しました。4月前半の牡羊座の集合では華やかなお祭りムードだったのですが、ここではそれらの反省とそこで得られたメリットを検証してなおかつ整理統合して、実利に結び付けてゆくという期間になります。このようにここでは現実的・実利的という側面が前面に出てまいりますので、雰囲気に踊らされるようなこともなくなり、ある意味、質実剛健といった感で物事が進んでゆきます。
2日、水星が牡牛座に進むとともに、太陽は牡牛座11度になります。これは山羊座の11度の冥王星とピッタリの120度で、『復活』という暗示です。何に関して?もちろん全てのことに対してそれは当てはまります。
5日、水星は牡牛座7度に達して蠍座7度の土星と180度を形成します。これは悲観や取り越し苦労、または厳格すぎる態度を表します。幸いに水星の速度が出ているため一過性ですが、連休明けの仕事始めには多少の注意が必要でしょう。
そして、10日の牡牛座での新月形成。この新月形成の少し前に、金星は本来の座・牡牛座を出て行ってしまいます。この新月も強力です。この頃の新月・満月は、他にも惑星を従えていますので、その意味が強調されています。今回もこの新月には水星と火星が帯同しているので、物質的欲望が刺激されたりもしやすくなるでしょう。一方双子座に入った金星は、今までの『忠実さ』から『気まぐれ』や『多情さ』を帯びてきます。
11・12日と、月は双子座に入り金星と木星に重なってゆきます。この辺りから世の中には新たな恋愛ムードが漂ってきます。金星と木星が同じ星座を進むとき、多くの恋が生まれるのです。この金星と木星がコンジャンクションを形成するのは29日ですから、5月いっぱいは誰にでも『恋のキューピットが矢を射る可能性』が大いにあるのです。