12日に冥王星は長い逆行に入りました。これは約半年これから継続してゆきます。この時期に逆行している惑星は蠍座の土星と山羊座の冥王星の2惑星です。そしてこの2つの星はミューチャルレセプション(相手の本来の場所に位置すること)を形成しています。これは、それぞれ本来の場所にいるのと同じような力を持ちます。
土星は旧体制・権力者・抑圧・安定などの暗示を持ち、冥王星は破壊と再生という暗示です。
この2つが60度という角度を一応に保ちながら、そろって逆行するということは、今までの大きな見直しが始まるということです。土星の示す旧体制集団の秩序の見直しが本格的に始まるのでしょう。
ちなみに土星の逆行終了は七夕頃、冥王星は秋分頃です。ですから7月中旬までこの傾向が続くとお考えください。
その他の天体ですと、水星が14日に牡羊座に入ってきました。物事の処理が加速してゆくでしょう。15日金星が本来の座・牡牛座に戻ってゆきます。愛情問題に落ち着きが戻るようです。
20日頃には太陽が火星と共に牡牛座に入ってゆき、世相も落ち着きを取り戻すようです。時を同じくして牡羊座で水星と天王星がコンジャンクション。こちらは全ての方に独創力・発明力・ひらめきなどの恩恵があります。テクノロジーに関して好都合な座相となります。理系の研究者にとっても大いに歓迎すべき座相です。
今期は20日前と後では様相を全く変えることになるでしょう。せわしい喧騒から整理された静寂に移行してゆくようなイメージが描けるでしょう。
そして、牡牛座に移った金星・太陽が月末にかけて山羊座の冥王星と120度を形成。多くの再生や愛情の復活が期待されます。闘争状態から平和的状態へといったら少しばかり大げさなようですが、そのような変化は少なからず生じるはずです。