この期間、逆行している惑星は水星と土星です。水星のレトログレード(逆行)には多くの関心が寄せられますが、慎重に物事に対処すれば、それほど大きな問題は起こりません。むしろその意味合いは 「考え直す時期」、「他の方法を考えるとき」、「多方面からの検討」といった要素が強いと思われますので、いたずらに恐れることは無用です。何らかの星が逆行していることが通常ですから、あまりお気になさらないことです。
それよりもこの時期の大きな特徴は、魚座での星の大集合です。極めつけは、なんといっても12日の魚座での新月です。この日、魚座には、太陽・月はもちろんのこと、海王星・水星・金星・火星と太陽系の主天体である10天体のうち6天体が入ります。めったにこんなことはありません。ましてや魚座の守護星・海王星がそこに鎮座しているのも大きな特徴です。昨年のこの時期も海王星は魚座に入ったばかりでしたが、他には太陽くらいしか魚座にはありませんでした。
昨年のこの時期、騒ぎ立てた「海王星回帰による魚座の時代到来!」ということの本番は、2013年3月12日が本当のスタートとなるのかもしれません。今まではその助走というか前哨戦のようなものだったのでしょう。
そして、大きな課題がひとつ。それは昨年の12月に起こった「逆行中の木星を頂点とする土星・冥王星のYOD」が、木星の順行によって再びこの時期に形成されるということです。逆行の時に形成された座相は、順行によって再び形成されたとき、その結果が明白となります。つまり、成果や帰結点が見えてくるということで、この期間から3月いっぱいくらいまでは、このYODの影響がじわじわと発現して来るようです。