10月は満月直後の月の欠けから始まります。9月30日に厳しい満月を牡羊座で形成した余韻がたっぷり残る月明けとなります。この満月は冥王星と90度、天王星とコンジャンクション=0度で形成されたため、大きな影響を、それも結構厳しい爪あとを残したようです。そんな被害の修復が終わらないうちに、多くのイベントも催されます。まず4日に動きを止めた木星が5日より逆行を開始します。この逆行は来年の1月末まで続きます。ここで興味深いことが一つあります。それは通常は2~4個の惑星が逆行しているのですが、なんと12月11日に天王星が順行に戻ると、逆行する星は木星ただ一つになります。これは大変珍しいことです。そして来年2月初めには逆行の星はゼロと言う状態になります。このパラダイス状態は土星が逆行を開始する2月18日まで約2週間も続きます。それはさておき、木星の逆行とは「拡大しすぎたものの見直し」と言う暗示があると私は考えます。要するに、本当に必要なものは何か?を探る期間ということがいえると思います。この4日から来年の1月いっぱいまで、大いに見直しに励んでください。
そして今月のメインイベントが6日に催されます。それは土星の天秤座から蠍座への移動です。土星は一つの星座に約2年半滞在して、その影響力を強めます。特に滞留する星座には試練を与えると言われております。天秤座の皆様はご苦労様でした。大変な時期をお過ごしになったと思いますが、ここから今一度気を引き締めて、前向きに歩んでゆかれることを願います。蠍座に入った土星は、世の中に何をもたらすかと言うと、それは「権力」と言う暗示が強いので、これから政権争いが激化をするということになるのでしょう。もちろん国際的な紛争の可能性ももうすでに予兆は見えますので振幅は大きくなることは必至でしょう。しかもこの蠍座に入ったばかりの土星は魚座の海王星と120度を形成。理想の具現化のための調整と言うものが、現実的な損失を伴いながら進んでゆくということが感じられます。