十二星座占い

2012年2月前半
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概況(全体)

なんといってもこの時期の一番のトピックは、海王星の魚座回帰です。

待ちに待った海王星の帰還です。どんな星でもその星の本来の座、つまり星座の支配星となる場所では、その星の持つ力が最大になります。

一例として天王星の水瓶座回帰(1995~2004年)。それまでまばらだったインターネットと通信(携帯電話)が、世界規模で爆発的に普及しました。このように木星以遠の星は、その影響が社会的に大きくなります。

それは、木星以遠の星は、一つの星座に1年以上(土星なら約2年半、天王星は約8年、海王星は約14年)滞留しますので、じわじわと大きな影響を与えるのです。

今回の2月4日の海王星うお座回帰も長期に渡りますので、大きな社会変革をもたらすはずです。

そこで、この海王星の一番の暗示とは何かを考えてみましょう。

ギリシャ神話に出てくるポセイドンは海の王です。その成り立ちは、デルフォイのお告げにより、クロノス(土星)は自分の子供に王座を奪われると予言された為、我が子であるプルトー(冥王星)とポセイドン(海王星)らを飲み込んでしまいます。その後、クロノスの子でありながら飲みこまれずオリンポスの山で隠棲して成長したジュピター(木星)が兄弟たちを助け出して、この3兄弟がそれぞれの王になります。

<b>プルトーは冥界の王、ポセイドンは海の王、ジュピターは天と地の王</b>

このような神話が元になっているため、海王星は『海』を示すという事が大前提となっております。

そして、そこから派生した海王星の暗示が、「イメージ」、「夢見る力」、「心理」、「芸術」です。

公転周期は165年、1846年発見された当時はまさに海の時代とも夢見る時代とも言えるかもしれません。列強各国が植民地支配・獲得に躍起になり、日本では維新前夜。揺籃期という意味も強いと思います。

これからの約14年間は、ちょっと神秘傾向が強まり、芸術も百花繚乱、魂の癒しを求めて人は形而上的なものを求めます。新たな宗教・思想の出現なども考えられます。

徐々にではありますが、それらは確実に進行してゆきます

そして、ミクロの視点に替えますと、8日の満月は獅子座18度で起こります。この時に対向の太陽は水星とコンジャンクション、水瓶座では太陽の力が弱まりますが、水星に上手くサポートされ、この180度の座相だけが強く出ています

この日は、満月よりも土星の逆行開始に注目かもしれません。この土星の逆行は6月25日まで続きます。

以上のような状況がこの時期の大きな特徴です。それらが各星座にどのような影響を及ぼすかを以下に記します。