木星・天王星・海王星は相変わらず逆行中。ほとんどの惑星がこの時期は星座を移動しません。唯一金星だけが10日に蠍座に入ります。蠍座は金星にとってあまり居心地の良い場所ではありません。金星=純愛の意味があるとしたら、それが少しぼやけてしまうのかもしれません。つまり、ちょっとした誘惑に弱くなってしまうとか、好きでもないのにずるずるとか…それは別に悪いことではないのですが、一応の警告をここで発しておきます。この金星が蠍座を出るのは11月3日のことです。それまではこの暗示は消えないと思います。
そして、その翌日11日には月が牡羊座に入り、満月域となります。ぴったりの満月は12日になりますが、満月の影響はこのあたりから出始めるはずです。この満月の特徴は、月と正反対の場所、すなわち天秤座に太陽と土星がピッタリ重なり合っていると言うことです。
月と土星の180度は、感情の抑圧です。満月ですから、当然感情は盛り上がります。狼に変身するくらいの情熱のほとばしりのある時に加え、それが強制的に抑えられるのですから、人によっては憂鬱になったり、逆に礼儀正しすぎて、慇懃無礼な態度をとってしまうという結果にもなりやすいでしょう。 そんな中でも逆行中の木星が順行の冥王星と120度の関係を強くしてゆきます。今までの努力はこの先も継続なさることをお勧めいたします。修復、特に財産の修復には適しているとき。復興も拍車がかかり進んでゆく気配です。シビアなカーディナル・スクエアもここで緩み始めます。 この満月をうまく乗り切れば、状況はイージーさを取り戻してゆくので、ここで最後の粘りを見せてください。