まず19日、火星が獅子座に入ります。火星としては今まで滞在した蟹座よりも獅子座のほうが、数段、居心地はよくなります。冥王星との対向星座関係も消えて、牡羊座の天王星とトライン=120度となります。これにより、対人関係の緊迫感や焦燥感は解消してゆくはずです。しかし一方で、牡牛座の木星と90度という、緊迫の角度をとります。これは情熱をうまく開放できないということを暗示し、粗暴さや見切り発車的な行動となって現れます。そして迎える27日の天秤座での新月。この時、天秤座には5天体が入ることになります。太陽・月・水星・金星・土星。これ自体、相当に強力な新月ですが、加えて天秤座3度台で起こるので、前出の対向星座・牡羊座2度の天王星と180度を形成します。 さらに山羊座4度の冥王星とは90度を形成。天空に大きな Tスクエアを描き出します。まず太陽と冥王星の90度は本音と建前の大きな乖離(かいり)、自己矛盾。太陽と天王星180度は反抗、反権力を暗示します。 せっかくの天秤座の金星での高貴な輝きも、これらのリフレクトに干渉されてしまいそうです。一時のカーディナル・クロスの再来といった感じです。ほとんどの星がこの座相に参加しているので、全ての星座の方に、大きな影響を持つはずです。では以下に各星座に対する影響をまとめてみます。