十二星座占い

2012年8月前半
前回の占い

概況(全体)

8月に入ってすぐ、2日の正午に獅子座の太陽の正反対側の水瓶座10度で月が対峙し、満月を形成いたします。普通満月とは 本音と建前のぶつかり合いや、父権と母性の対立・ 葛藤などを表しますが、この満月は結構ソフトなものとなります。なぜなら、通常180度の緊張を解くには、この180度を60度と120度で仲裁する星が必要とされます。今回はこの120度・60度の仲裁役が双子座10度にある木星です。木星は一般論では大吉星といわれており、これが太陽・月の180度を仲裁すると言うことで、「災い転じて福となる」傾向が大いに強まります。例えば、ちょっとしたケンカがもとで仲良くなった。会社をくびになったけれどもっと良いところに就職できた。別れたとたんに素晴らしい出会いがあった…、一寸大げさですが、こんな感じです。仲裁役(120度・60度の星)がなく、いずれかの天体が90度を形成する時は、しばしば登場するTスクエアという、より一層厳しさが増す暗示となります。

そして木星だけではなく、牡羊座8度の天王星も、この仲裁に一役買っています。この天王星と木星と太陽で120度・60度の三角形を描きます。これはエナジーのスムーズな流れを示しており、天王星の斬新さというものが木星によって拡大され、それを太陽が現実化する。そんな素晴らしい暗示があります。

すなわち今まで遅々として進まなかった問題に、何らかの想いもよらなかった方法でアプローチしたら、それが見事に解決する。そんな図式がここで現れるのです。逆説的にいえば、今年1月の水瓶座の新月の時に懸案だったものが、ここで解決・解消・実を結ぶ、と言った現象になって現われるのでしょう。

そしてこの翌日、3日には双子座26度の金星と、天秤座23度の土星と、水瓶座20度台を進む月が調和的な正三角形を描き出し、冷静さや論理的思考、現実的打開策などが、それぞれの中に浮かんでくるはずです。この時期は どのような星座にあっても、これらのアスペクトの良い恩恵を受けるはずです。厳しい座相が勝っていた昨今、久しぶりに積極的で明るいムードが漂うことになりそうです。

きっとオリンピックも占星術の本場・イギリスでの開催ですから、これらの星の配置を選んで、この期間に開催したのかもしれませんね~。 一瞬でも世界の調和が垣間見られると言うことは、素晴らしいことです。我々個々人もこの座相を自分の中に積極的に活用してゆきましょう。