あっという間に2011年も最後の月を迎えることになりました。今年ほど日本も世界も大きく動いた年は稀ではないでしょか?冥王星の象徴ともいえる「破壊と再生」という巨大なパワーが、山羊座の意味する「旧体制」に、フォーカスし発揮されているといえます。あと約10年は、大きく世界の経済地図も変わるはずです。数年前の経済常識が全く通用しない世界になっていく可能性も考えられます。
といっても我々は毎日を生きてゆかなければなりません。大きな変化を感じつつも、現実を変えたくないという人間特有の心理を内包しながら…。このように目に見えないうちに変わって行く事が、『変化』という現象なのでしょう。
そしてこの12月は、その山羊座の冥王星と金星のコンジャンクションから始まります。これは「愛情の破壊と再生」を意味します。大きな愛情を実感する人、また愛情だと信じていたものが崩れてゆくのを感じる方、様々でしょう。
しかしオーブ(許容角度)は大きいものの、この冥王星・金星には木星と火星とのトラインが形成され続けていますので、つらい過去の関係が奇跡的に復活するなど、より一層の喜びを運んでくることも約束されているようです。
のどが渇いているからこそ一滴の水のありがたさが歓喜に変わるように、今までの「何か」を再認識して、そこに大きな価値を見出すという啓示のようです。
水星は14日まで逆行を続けます。これは何も悪いことではなく、スローダウンややり直し・見直しを意味するだけで、マイナスとは言い切れません。ここはあなたの価値観の大きな見直しを図る時です。逆行している場所が水星にとっては好ましくないとされる射手座ですが、その射手座の象意は哲学・大学・法律・自由・窮理など。そういったものに関しての見直しには適しているということでしょう。
加えて天王星は10日の蝕を含んだ満月時に順行に転じます。その意味するところは、各星座の占いをご参照ください。